あんなに小さかったのに、今度の春からいよいよ小学生!そんなお孫さんの門出を祝う入学祝いは、果たしていくらが相場なのでしょうか。
筆者には3人の小学生の子どもがいますが、小学校入学にあたり、それぞれ祖父母から入学祝いをいただきました。将来渡す側になった時、きっと金額について悩むのだろうと思います。
今回、小学校の入学祝い10万円は高額?祖父母が渡す金額の相場を調査しました。
小学校入学祝い10万円は高額?
実際に入学祝いをいただいたことのある筆者が、実体験もまじえながらお伝えしていきます。
贈る相手との関係性で分けて考えてみたいと思います。
今回は『祖父母から孫へ』『叔父、叔母から甥、姪へ』『友人、知人の子へ』の3つのパターンに分けてご紹介します。
『祖父母から孫へ』の場合
祖父母と孫は最も近い関係にあります。
さらに、初めての入学行事ということもあり、10万円でもあまり高いとは感じないかもしれません。
『叔父、叔母から甥、姪へ』の場合
叔父、叔母はそれぞれ子の親の兄弟姉妹ですので、お互いの甥、姪に贈り合うこともあると思います。
その場合、お互いに同じくらいで合わせてもいいのかなとも思います。
10万円と考えると少々高額にも感じます。
『友人、知人の子へ』
最後に友人、知人の場合ですが、10万円も頂いたら正直戸惑ってしまいます。
これは経験談ですが、内祝い選びもまた悩むものです。
内祝いを考えたときに、内祝いの相場が、3分の1から半額程度と考えると、やはり10万円だとかなりの高額なものを選ぶ必要があります。
ここは、お祝いを渡す側の立場でも考えたいものですね。
また一例ですが、入学祝いとして、ランドセル購入を援助してもらうご家庭もあるかと思います。
ランドセル工業会の「ランドセル購入に関する調査2023年」によると、2023年に小学校へ入学した児童のランドセル平均購入金額は、5万8524円だそうです。
そう考えると小学校入学祝いの10万円は高額であるようにも感じます。
祖父母が渡す小学校入学祝いの相場を調査!
小学校の入学祝いの相場は、1万円から3万円です。
中学校、高校、大学、就職とこの先のお祝いごとを考えると、最初の小学校入学祝いの段階ではこのくらいの設定でいきたいものです。
しかし、小学校は学用品の出費も少ないですが、6年間と期間も長いので、そのお祝い金と考えると、それ以上の金額を渡してもいいかもしれません。
また、複数の孫の入学祝いが重なるパターンもあり、その場合祖父母の出費もかさむものです。最初の孫の入学祝い金をいくらに設定したかで、その孫の兄弟、従兄弟も続く形になるので、最初の設定はなかなか重要ですね。
孫の成長を思って渡すものであれば、金額よりも気持ちです。筆者は、正直いただいた金額を気にしたことはありません。
そして、各家庭は様々な事情を抱えているものです。入学祝いを貰えることは決して当たり前ではありません。今置かれている環境に感謝することも大切ですね。
小学校入学祝い・祖父母からはお金とランドセルどちらがいい?
小学校入学の時点で、必要なものといえば、ランドセル、文房具、通学服、体操服、上靴などでしょうか。
中でもランドセルは最も高額になります。
それを祖父母から入学祝いとしてもらえるのは、正直、子の親からも喜ばれます。
筆者の場合は、3人とも入学祝いで、ランドセルをもらいました。正直なところ、金銭面での援助という意味では助かりました。また、機会が合えば、孫と一緒に選びに行くのも、祖父母にとって嬉しいものです。
そして、孫が「何色にしようかな」とワクワクしながらランドセルを選んでいる姿を祖父母に見せてあげられるのも、子の親から祖父母への親孝行の一つになるでしょう。
ランドセルを背負った孫の姿は、感慨深いものがあります。そして、あんなに大きく見えたランドセルが、成長とともに徐々に小さくなっていく姿に、感動するものがあります。
小学校入学祝い・祖父母からはいつ渡す?
物の一例としてランドセルの場合、お金の場合と分けて見ていきましょう。
ランドセルの場合は?
ランドセルの購入時期は年々早まっており、入学1年前から準備することもあります。
予約になる、なんてことも珍しくはありません。
ランドセルの場合は、物が孫の手元に届いた時が、祖父母からお祝いを渡すタイミングになります。
そこで、ランドセルの渡し方についてぜひお勧めしたいことがあります!
子の親は、ランドセルが届いたら、祖父母に一報入れてください。
近場に住んでいるなど可能であれば、手元に届いたランドセルを、一度祖父母の元へ持っていき、祖父母から孫へ手渡してもらうことも良いでしょう。
その時は是非、祖父母と孫とランドセルの写真を撮ってあげてください。
遠方でこれが叶わない場合は、孫がランドセルを背負う写真を、祖父母へ送ってあげてください。
まだ初々しい孫が、大きなランドセルを背負っている写真は、きっと一生の宝物になるでしょう。
お金の場合は?
入学の1週間前くらいまでに渡すのが良いでしょう。3月上旬から中旬あたりがベストです。
そして、祖父から孫へお祝いを渡すときには、孫の親の前で渡すようにしましょう。
親としても、子どもにその場でお礼を伝えさせる必要があり、子どもにとって礼儀を学ぶ場にもなるからです。
遠方に住んでおり、直接手渡すことが叶わない場合でも、お礼の電話を入れるようにしましょう。
先々、お祝い事は続いていきます。「ありがとう」が自然に言える子に育って欲しいものです。
まとめ
今回は、小学校の入学祝い10万円は高額?祖父母が渡す金額の相場についてお伝えしました。
- 相手との関係性にもよるが、叔父叔母、友人知人間では10万円は高額
- 学用品で最も高額であるランドセルという形で渡すパターンには、子の親の金銭面の援助になる、孫と一緒に選ぶ機会がある、などたくさんのメリットがある
入学祝いのやりとりの中で、子どもは感謝の気持ちを人に伝えることを学び、親は子へ礼儀を教える場になります。
将来、祖父母側の立場に立ったときのことを考えると、孫の成長を一緒に喜べるのはきっと幸せなことなのだろうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!