五月人形は、端午の節句に飾られる人形です。男の子の健やかな成長を願う日本の伝統的な行事ですね。
そろそろ、出そうと思っているけど、いつにしようかな。
せっかくなら、縁起のいい日に出したい!と考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は五月人形はいつ出すのが良いのか、2024年の縁起のいい日をご紹介します。また、出さないとどうなる?ということも調査しましたのでご参考になれば幸いです。
五月人形はいつ出すのが良い?
五月人形はその名のとおり、端午の節句(5月5日)に飾る人形なので、春分の日(2024年は3月20日)から4月中旬頃までに飾り始めるのが一般的と言われています。
注意点としては、一夜飾りは避けたほうが良いとされているため、5月4日に慌てて出すのではなく、少し余裕を持って早めに出すほうが良さそうです。子どもの成長を長い期間祝えるのも嬉しいものですね。
五月人形を飾る日2024年の縁起のいい日を紹介
具体的に縁起のいい日はいつなのでしょう。
吉日と言われる日は下記のとおりです。
3月22日(金) | 一粒万倍日、寅の日 |
3月27日(水) | 一粒万倍日、寅の日 |
3月30日(土) | 巳の日 |
4月3日(水) | 一粒万倍日 |
4月6日(土) | 一粒万倍日、大安 |
4月8日(月) | 寅の日 |
4月9日(火) | 一粒万倍日 |
4月11日(木) | 巳の日、大安 |
4月18日(木) | 一粒万倍日 |
4月20日(土) | 寅の日 |
4月21日(日) | 一粒万倍日 |
4月23日(火) | 巳の日、大安 |
4月30日(火) | 一粒万倍日 |
ちなみに、それぞれの吉日にはこんな意味があります。
◎一粒万倍日: 一粒の籾が成長して万倍に実るとされる吉日
◎寅の日: 金運の象徴であるトラが関連しており、金運や財運に吉とされる日
◎巳の日:弁財天が願い事を届けてくれるとされる吉日。金運や財運、芸事に向いている
◎大安:六曜という暦の中で、万事にいいとされる大吉日
それぞれの願いを込めて、吉日を選ぶのも良いかもしれません。
我が家では、今年は4月6日(一粒万倍日、大安)に出す予定です。
最近は、入籍日に一粒万倍日を選ぶ芸能人も増えているそうで、そんな人気の吉日、一粒万倍日の”一粒の籾が成長して万倍に実る”というのは、子どもの健やかな成長を祝うのにもぴったりの日ですよね。
さらにカレンダーでもおなじみの大安とも重なっていること。そして、土曜日なので家族で準備するのに適した日というものもあります。子どもと五月人形の話をしながら、伝統を次世代に伝えるというのもいいなと思っています。
五月人形出しっぱなしはよくない?
五月人形には雛人形のように、片付けるのが遅れると婚期も遅れるというネガティブな言い伝えはないため、一年中飾っている方もいるようです。せっかくの五月人形ですから常に飾っておくのも良いでしょう。
でも、埃などがついてしまうので、ケース入りのものが望ましいです。
では、片づける場合の時期はというと、一般的には、5月中旬までや、5月中(5月31日)までにという方が多いです。
梅雨の前の天気が良く、乾燥している日に片付けるのが良いです。五月人形は湿気に弱いため、購入時に人形専用の防虫剤や乾燥剤を使うことをおすすめされた方もいるでしょう。保管場所は、なるべく湿気が少なく風通しの良いところを選んでください。
良い状態を長く保つには、片づけるタイミングやお手入れも大事ですね。
五月人形出さないとどうなる?
では、逆に五月人形を出さない場合は、どうなるのでしょう。
その際に注意することはどういうことでしょうか。
厄払いの効果が得られない可能性がある
五月人形は厄を引き受けてくれるとされています。
お下がりの五月人形が推奨されないのは、前の持ち主の厄を引き継ぐリスクがあるため、とも言われています。
そのため、出さないことでその厄払いの効果が無くなってしまうかも、というのも理解できますよね。
ただ、このような行事を行う際に一番大切なことは、「それぞれのご家庭の習慣などに沿って考える」ということだと私は思っています。
湿気対策
前述のとおり、五月人形は湿気に弱く、カビが生えやすいので、保管場所には注意が必要です。五月人形を出さない、つまり長期間保管したままの状態が続いてしまう場合は、湿度の少ない場所を選ぶのは必須と言えそうです。
時期が来たら処分する
ここ数年、五月人形を出していないご家庭の中には、もう子どもが大きくなったから、という方もいらっしゃるかもしれません。その際は、そのご家庭での役割を終えたという考え方があるようです。
自立できたと感じられた時、それは五月人形とさようならをする時期であり、処分するタイミングなのだそうです。
神社や寺院などでお焚き上げなども良いかもしれませんし、自治体のルールに沿った上で、ごみとして処分するのも問題ないようです。気になる方は、処分方法について調べてみることをお勧めします。
いずれにしても、感謝の気持ちを込めてさよならをしたいものです。
五月人形を何歳まで飾るか?の詳細ついては下記の記事でご紹介しています。
まとめ
今回は、「五月人形はいつ出す?2024年の縁起のいい日を紹介」ということで、五月人形を出す時期や縁起のいい日をご紹介しました。
また、片づけるタイミングや出さなかった場合どうなるのかについてまとめました。
- 五月人形を出すのは、春分の日(2024年は3月20日)から4月中旬頃までが一般的。
- 一粒万倍日、寅の日、巳の日や大安といった吉日に五月人形を出すのも◎
- ケース入りなら年中飾ってもOKだが、一般的には5月末までには片づけている人が多い。
- 五月人形を出さないときは、湿気に配慮した保存場所を。厄を引き受ける効果は期待薄。子どもが自立したのなら、五月人形を処分することも要検討。
五月人形は、人形信仰を起源として、身代わりになって人の厄を引き受けてくれるという考え方からきているものです。
しかし、現代ではその役割を強く意識せずに、子どもの成長を楽しむための飾りという捉え方もあるようです。
芸術品としての価値もある五月人形は、インテリアやアートとして好む方もいらっしゃるとのこと。
こうしてみてみると、五月人形は、日本の伝統行事の人形というだけではなく、現在は多様な意味を持っているものだと実感します。
それぞれのご家庭の考え方や習慣に合わせて、子どもの成長を祝っていきたいものですね。
我が家では、今年は早めに五月人形を出して、健やかな成長を祈りながら過ごそうと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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